▼ 年末に2019年を見るにあたっての、悲観論と楽観論をこの稿でまとめました。年末2万円に日経平均を戻し、とりあえず一息つきましたが、NYダウは670円下げ、ドル円は104年となり、気の抜けない年の始まりです。

▼ 年末年始は新聞にチラシが大量に入ります。また、私が借家のせいでしょうか、不動産屋さんからたくさんのDMが入ります。共通しているのは、①(マンション)完成物件なのでお部屋ご覧になれます、②限定○○戸・XX社の特選家具付き販売、というやつです。意地悪い言い方をすれば、前者は「青田売りができなかった在庫」、後者は「実質値引き」です。物件そのものを値段引くわけにはいかないですからね。

▼ 悲観楽観論のコメントでも書きましたが、取り分け気になるので「過剰流動性の解消」です。低金利による資金供給で市中には金がジャブジャブになっていることが、この資産運用(不動産、株、ベンチャー)へのゆるゆるの状態を生み出しています。しかし、スルガ銀行事件をスタートに、不動産担保融資が引き締まっています。そうなれば、今までは海面が高かったので隠れて見えなかった海底に溜まったゴミが見え始めます。不良債権というゴミが。

▼ 各方面とも必死でこのゴミを見せないように懸命ですが、どこまでそれが効力持つのでしょうか….。疑問だなという年明けになりました。