▼ 七月になってからCOVID-19の感染者が増え、「第七波だ!」と騒ぐのでテレビのニュース(もしくはニュースショー)を見ることが増えた。確かに感染者数のグラフを見ると、とんでもない増え方をしており、苦しんだ記憶がまだ新しい第六波の時期をも軽々と超えた。こりゃ大変だ。

▼ そんな中、私のところにも第4回ワクチン接種の案内が来た。3回までの混乱を踏まえてなのか、受付電話回線も増やし、どの時間帯ならば電話がかかりやすいかも書いてあり、これまで通りスマホやネットでの予約も出来るようになっている。有り難いことだ。

▼ ところが、なぜかネットでの予約で私が接種出来る日以降の接種可能会場を探しても一つもない。近くのクリニックや公共施設だけでなく、我が家からは一時間以上かかるだろうという遠い公共施設の接種会場もすべてだ。何故?。

▼ 色々な情報を集めてみると、どうやらこのBA.5を含むオミクロン株には1-3回目に接種したワクチンの予防効果は相当低いらしい。期待出来る効果は、重症化リスクを減らすことだという。ふむふむ、それならば、持病持ちの自分にとっては接種は意味あることだろうとさらに情報を収集すると、どうやら三回目くらいから副作用で苦しんでいる人も増えているらしい。感染後の後遺症も怖ろしいのが多いが、副作用自体もキツイ人にはキツイらしい。

▼ そんなこんなで、情報収集の一環としてもニュースを見ることが増えたのだが、関係者には申し訳ないがこいつが何の役にも立たない。確かに感染者数がもの凄い勢いで増えていることはグラフで可視化されて分かる。怖ろしいほどだ。都道府県別でこれまでの最高感染者数を超えたところもやたらと多い。

▼ ただ、である。感染者数という絶対値にどれだけの意味があるのかがわからない。ほんの少し前まではPCR検査場は閑古鳥が啼いていた。なのに感染者数がやたらと増えたと言うことは、検査数が急激に増えているのではないか?。とすれば「感染者数/検査受検者数」の比率の推移を見なければ、これが第七波なのかどうか判断しようがない。

▼ また感染者と一口で言うが、「感染者」「症状ある人」「重症者」「コロナが原因で亡くなった方」を厳密に分けて時系列で追ってくれなければ、どれほどのインパクトがあるかも分からない。ニュースでコロナ第六波について割く時間はやたらと多いのだけど、その内容は非常に薄っぺらく、定量的な情報が殆どないのだ。なにせ「コロナで亡くなった人」には、別の理由で亡くなったにもかかわらずコロナ感染していたから[コロナで亡くなった人」も入っているのだ。どうもデータに信頼が置けない。

▼ 何よりも一番疑問なのは、日本以外の国でもオミクロンBA.5が流行っているはずなのにマスクを外し、カフェでお茶を飲んだり買い物をしたりと生活をエンジョイしている国や地域があるのに、なぜ日本はこれほどの大騒ぎなのだ。実際、行動制限は出さないと言っている。自分にしても、人と会ったり、話したり、飲食したりしているが、大きく状況が変わっているように思えない。職場でも在宅勤務を増やすことを検討しているとは聞かない。医師によっては「もはや風邪レベルまで、オミクロン株の恐ろしさは落ちている」ということを言う人もいる。

▼ これでは副作用のリスクと重症化を防ぐメリットをてんびんにかけようと思っても何も判断材料がない。そのくせ、ニュースでは必ずこう締めくくられる、「気をつけていかねばなりませんね」。何がどうなっているから、何をどう気をつけなければならないのだ?。申し訳ないがおおよそ電気を無駄にしてどうでもいいことを流し、不安を煽っているとしか思えない。

▼ 陰謀論めいた話は好まないが、何か定量的な分析数字を出すことで不都合なことがある人たちがいるのではないかと疑ってしまう。とはいえ、これだけの医療従事者や研究者がいるのだ。隠し通すことが出来るわけでもあるまい。ただ言えるのは、これからどうしていいのかの判断がつかず、予約スロットの空きの無いワクチン接種サイトを前にして呆然としている自分がここにいるということだけなのだ。一体日本はどうなっておるのだ。

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