▼ 今、ビジネスの世界におり、さらに人材や組織を重要と考える時代の中、diversity・多様性という言葉を耳にしないことはありません。しかし、一方で本当に私たちはその意味を心から理解しているのかと考えると甚だ心もとなくなります。

▼ 多様性とは性差やLGBT、人種主義、宗教差別といったことだけではなく、心身を壊している人、自分とは別の考えを持っている人なども受け入れる、「全人類を包括する視点」を持つことではないかと思うからです。

▼ でも、果たしてそういう心を本当に自分は持っているのか?、と自問する時に、私が立っている足元は自己満足の砂の上に過ぎないのではないかと思えてならなくなる時があります。

▼ ここで紹介するビデオですが、この短い内容だけでは何が起こったかはボンヤリとしかわかりません。しかし、この校長先生が心から怒り、注意をしている口調、表情、話の内容は、単に生徒を叱っているのだけではなく、「流行り言葉」としてのdiversity・多様性の存在に警告を鳴らしているように思えてなりません。 ▼ 世の中にはキレイで美しく慈愛に満ち溢れた言葉が数々並んでいます。コーポレート・ガバナンス、ダイバーシティ、ROE経営、コンプライアンス、その他その他。しかし、その本当の意味を知らずに、「流行語」として数年も経てば忘れ去られてしまうような気がしています。もしかすると「バブル」という言葉もそうなのかもしれません。実は今がバブル経済の真っ最中なのに。 ▼ 短いビデオですが、校長先生の一言一句を聞きたいと思います。 https://www.youtube.com/watch?v=XtyCvA8eN18