▼ 3年前に新卒だった若者は地団駄踏んでいるのではないか。それほどの人材不足。どこに行っても、人手不足をどう補うかの話題ばかり。

▼ ただよく聞くと、人手不足は3種類を含んでいる。

▼ まずは、ワーカー、労働者としての人手不足。切羽詰まっているのはここの話。ただ、正社員で待遇を上げて補うまでは経営側の腹は決まってない。

▼ 次に、オフィサー不足。オーナー企業に多い。将軍と兵隊しかいらないから。でも、複雑な問題を抱える時代にオフィサー(士官)無しでは戦えない。そういう組織になったのは、オーナーの責任なんだが。

▼ 最後が経営、事業承継させられる人材の不足。相続税負担が重くなる中、同族への継承は慎重になる向きが増えてる。

▼ 働き手の忠誠心を、就職氷河期や労働派遣という形で裏切ったツケが回って来たのかもしれない。